雑記帳

作品倉庫

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

エンジェルダスト(10)

フラナガン巡査部長が約束したとおり、私とケリーのけが人チームには当分の間、パトカーの使用が認められた。「ジョンはまだ無理だから、君が運転しなさい」とパトカーのキーを渡された。ケリーよりも長くテンダーロイン署に勤務するフラナガン巡査部長は、…

エンジェルダスト(9)

第9章 私は真っ暗な密林の中にいた。闇に締め付けられ、息苦しさすら感じる時もある。漆黒よりも黒く、暗黒よりも暗い闇。それは恐怖をもたらし、恐怖は人の奥底に潜む狂気を目覚めさす。 深夜3時。べトコンが2度目の奇襲攻撃をしかけてきた。奴らはキャ…

猫の日

コンビニのおにぎりでこんなの作ってみました。 黒猫の顔はマヨネーズ。 ニャンコ握り

お茶うけに

利休饅頭つくりました。 黒砂糖がなかったので三温糖で作ったらこんな色になってしまった。 まだあんこが残ってるので、つぎはきんつばつくろうかな。

エンジェルダスト(8)

ケリーと私がテンダーロイン署を出た時には、どんよりと曇った空はいまにも雨の脅迫にまけてしまいそうだった。夕方になってかなり気温が下がってきた。おまけに雨が降りそうとあっては、パトロールに出る気もうせるが、ありがたいことに、ウールのシャツの…

SFPD雑学

SFPDの役職についてここまで読んでいただきありがとうございます。アメリカの警官の役職は各州、各警察署によって異なりますのでアメリカ全土にわたって統一した役職名はありません。サンフランシスコ市警場合は軍隊の役職名を採用しています。ギャラガ…

エンジェルダスト(7)

アパートに戻り、上着を脱いだ途端に一気に疲れが襲ってきた。頭の中で、今日見たものが走馬燈のようにぐるぐる回っている。路上の浮浪者、たむろする黒人、歩道を行き交う人の群れ、そしてレロイのつぶれた顔。あらゆる物が重なり合い、スローモーションに…